毎年恒例になっていますが、今年のゲーム業界を予測してみようと思います。
合わせて、1年前の予測がどの程度当たっていたかも検証してみます。
昨年の記事 今年のゲーム業界を予想 2008年版
参考サイト VG Charts.com
ニンテンドーDS
現在のゲーム業界を支える中心機種として、不動の地位を築いています。
ただ、さすがに行き渡った感も強いですし、ソフトの売上的にも以前のような勢いは感じられません。
良くも悪くも「普通の存在」になったということなのでしょう。
それでも、ソフトとしては軽くミリオンを超えてダブルミリオンに迫りそうな勢いの「リズム天国ゴールド」が登場しましたし、ハードとしては「ニンテンドーDSi」投入によるてこ入れが十分効果をあらわしているようです。
PSPの追撃はあるものの、携帯機市場におけるメインハードが入れ替わるまでには至っておらず、今年も現状維持なら十分可能なのではないか?と思われます。
現在までの累計販売台数は約2520万台です。
昨年始めには最低でも2500万台以上になるという予測をしていましたので、予測は当たりましたがやはり勢いは相当落ちている印象もあります。
これは、ひょっとしたら昨年末に間に合うのでは?と思われていた「ドラゴンクエスト?」が結局今年の3月末まで発売延期されてしまったことも相当影響しているのでしょうね。
さすがに今年の決算期には間に合わせてくるとは思います、「ドラクエ?」はマルチプレイ対応だけにハードの売上に大きく貢献する可能性が高いです。
ソフト自体最低300万本、上手くすると500万本を超える大ヒット作になると思われ、そうであれば最低100万台は本体の販売を牽引するはずです。
昨年の販売台数(約410万台)から類推すれば、今年こそ累計販売台数が3000万の大台を超えるのではないか?と期待しています。
プレイステーション・ポータブル
一時期の不振ぶりが嘘のような躍進ぶりで、今現在の勢いではDSを上回っている感もあります。
「モンハン」以外が売れない状況も、徐々にではありますが解消されているようです。
(対戦格闘ゲームの「ディシディア ファイナルファンタジー」が、あっさりハーフミリオンを超えたのには驚かされました。)
携帯ハードとしてはかなり高性能な機種ですので、再三噂されている「次世代機」を登場させずに「モデルチェンジ」によりハードの完成度を上げているというのも正解だったということでしょうね。
現在までの累計販売台数は約1140万台です。
累計台数こそDSに遠く及びませんが、昨年の販売台数は約390万台であり、これはDSと約20万台しか差がありません。
殆ど同じペースで売れていると言って差し支えないのではないでしょうか?
昨年始めには1000万台を超える程度と予測していましたのでこれを大きく上回りました、おそれいりましたという感じですね。
今年は頼みの「モンハン」の新作が出そうに無いのがネックですが、それでも今の勢いならそれなりのペースで売れつづけていくのではないかと思われます。
累計販売台数は、おそらく1500万台前後まで伸ばしてくるのではないかと思います、もう立派な普及ハードですね。
Wii
「Wiiフィット」「大乱闘スマッシュブラザーズX」「マリオカート Wii」といった大ヒット作に支えられ、順調に売上を伸ばした1年でした。
年末に発売された「街へいこうよ どうぶつの森」も、早くもミリオンの大台に届きそうな勢いです。
特に女性ユーザーの支持が高いという、今までに無いハードらしい売れ方です。
ただ、あいかわらず任天堂のソフトばかりがヒットするという状況には変わりが無いというのはちょっと問題ではないかと思います。
「サードにとってもおいしい市場」を実現させることができなければ、ハードの勢いが無くなった場合に一気に流れが変わってしまうことも考えられますからね。
そのためにも、今年発売予定の「モンスターハンター3(トライ)」の役割は大きいですね、任天堂の全面的なバックアップで是非ミリオン以上のヒット作に成長させて欲しいものです。
また、これは発売日未定ですが「ドラゴンクエスト?」がどうやらWiiソフトとして開発されているというのも大きいですね、今後の情報次第では他の据え置きハードの勢いを完全に止めてしまうかもしれません。
現在までの累計販売台数は約750万台です。
ひょっとすると1000万台を超えるのではないか?と予想していましたが、さすがにそこまでは行かなかったようです。
ただ、重要なファクターだと考えてきた「ドラクエ?」のWiiへの移籍はほぼ確定ですので、今後は情報の出方次第では急激な上昇も有り得ると思います。
逆に、スクエニ側が大株主であるSCEに配慮してドラクエの情報を出さなければ、今年程度の普及ペースに落ち着くでしょうね。
「モンハン3」も大きなタイトルですが、やはり携帯機であればこそのタイトルのような気もしますので、本体普及を大きく牽引するとまでは断言しにくいですね。
あとはそろそろ値下げを期待したいのですが、売れているときの任天堂は本当に渋いですからね、年末には値下げしてくるとは思うのですが・・・。
さまざまなファクターが絡んで予想しづらいのですが、おそらく1100万台?1300万台あたりまで売上を伸ばしてくるのではないかな?と思います。
やはり、日本のゲーム市場は勝ちハードのみが大きく売上を伸ばす特性がありますからね。
PLAYSTATION 3
残念ながらPS2で築き上げた絶対的な市場を受け継ぐことは出来ず、「国内第2位」「世界第3位」という地位が確定してしまったようです。
この失敗は、「アタリショック」「ニンテンドウ64の失敗」と並んで今後のゲーム業界に語り継がれていくと思います。
昨年はキラーソフト候補と目されていた「メタルギアソリッド4」が発売されたものの、本体普及に大きく貢献したとは言えません。
これは、いわゆる「ゲーム好き」には良く知られているタイトルだったものの、一般のライトユーザーへの知名度はいまいち弱かったためでしょう。
既に本体を所有しているユーザー層とターゲットがほぼ重なってしまっては、いかに強力なタイトルでも「キラーソフト」にはなり得ないということでしょうね。
そういう意味では、今年発売が噂されている「ファイナルファンタジー13」に非常に注目が集まると思います。
これはライトユーザーへの知名度も高く、また期待も集めているタイトルですので、十分「キラーソフト」としての実力を備えていると思います。
ただし、大勢が決した時点で投入されても十分な効果は見込めないかもしれません、ニンテンドウ64における「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のように焼け石に水となってしまう可能性も十分あるでしょうね。
現在までの累計販売台数は約270万台です。
昨年始めには250万?300万台の累計売上にとどまるみていましたので、ピタリ的中ですね。
今年も基本的には同じペースで売れると思われますが、「FF13」の動向や値下げ次第ではかなりの上積みが期待できるかもしれません。
普通に値下げがあれば、今年の年末までに350万台には届くと思います。
更に「FF13」が年末商戦に間に合ってしかも本体込みで3万円以下で買える状況になっているとしたら、更に上乗せされて500万台の大台も夢ではないかもしれません。
PS3が、一時の低迷から甦ったPSPのように変われるとしたらここが唯一のチャンスなのですし、頑張って欲しいものですが・・・。
Xbox 360
本体価格は安く、しかもソフトは充実しているという、現在一番おすすめのハードはこれでしょうね。
しかし日本での売上は非常に厳しい状況が続いています。
完全に「売れない」→「仕入れない」→「更に売れない」というデススパイラルに陥っており、これから脱するのは並大抵の事ではありません。
ただ、小さいながらも市場は確立しており、更に好調な海外市場に支えられていますので、今後も十分にソフトが供給されるのは間違い無いです。
購入したユーザーの満足度は高いでしょうね。
現在までの累計販売台数は約87万台です。
80万台を超える程度と予測していましたので、こちらも的中です。
今年はこれといった国内向けビッグタイトルは無いかもしれませんが、コンスタントにPS3とのマルチタイトルがリリースされていくと思います。
(もちろんマイクロソフトブランドの独占タイトルも)
ただ「FF13」については国内ではPS3のみのリリースになるとのことです(海外ではマルチ)、これがマルチ展開されれば相当ハードを牽引するんですけどね・・・。
今年は100万台を突破するのは確実です、おそらく120万台を突破してくるでしょうね。
小さいながらもユーザーの購買力は高く、メーカーにとっては魅力的な市場が形成されたのではないかと思います。
「今年のゲーム業界予想」を総括しますと、携帯ゲーム機が非常に元気な状況が続くでしょうね。
不景気は深刻さを増していきますが、それだけに手軽で安価な娯楽として「DS」や「PSP」の人気は不動のものだと思います。
逆に、据え置き機のほうは不景気の風をもろに受けてしまうかもしれません。
既に限界に近いであろう「360」はともかくとして、「Wii」や「PS3」はもう少し安くするべきだと思います。
どちらもせっかくビッグタイトルの発売が控えているのですから、その発売前に「据え置きゲーム離れ」が起こってしまって思うように売上が伸びなかった・・・なんてことにならないように気をつけて欲しいものです。
とりあえず今年は、スクエニの2枚看板「ドラクエ」と「FF」の動向と、それによるハードへの影響に注目したい1年ですね!



全てを保管しているコレクターの方もいるでしょうが、多くの方は売って次のソフトの購入資金に充てているのではないかと思います。
一番多いのはゲームショップなどの店に売る方法でしょう、ですが最近はゲームショップは減少傾向にあります、古本ショップなども扱っていますが若干買い取り価格が安い感じがします。
また最新人気タイトル以外は二束三文で買い叩かれてしまう場合も多いです。
ヤフオクなどネットオークションに出品して売るという方法もあります、しかし必ず落札されるという保障はありません。
しかも今年に入って不景気が加速しており全体的な落札相場が下落傾向にあります、またヤフオクの場合は出品に必要なプレミアム会費が値上げされるなど改悪が相継いでいるのもマイナス材料です。
こういう状況下でクローズアップされるであろうと考えられるのが「物々交換」という選択肢でしょう。
この、ゲームを物々交換するためのサイト「ゲームトレーダーズ」が新規オープンしました!
ゲーム物々交換サイト「ゲームトレーダーズ」
いままで有りそうで無かった、なかなか面白いサービスだと思います。
オークションのように現金を介しませんので、気軽に参加できるのが良いですね。
オープンしたばかりでまだまだ出品数は少ないようですが、先々出品数が増えてくれば非常に便利なサービスとしてゲームユーザーの間に定着するかもしれません。
現在サービス期間中につき無料でサービスが提供されていますので、この機会に試しに参加してみるのも面白いと思いますよ。
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強いて言えば11月19日にアップデートが予定されているXbox 360とXbox LIVEの話題ですが、これも大手ゲームサイトで既に報道されていますし、殊更記事を書く必要があるとは思えません。
そこで、アマゾンで現在安売りされているソフトをいくつか紹介しようと思います。
時期的なものか、結構多くのタイトルが安くなっているようですね。
メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(スペシャルエディション) | |
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この作品がこんなに安くなっているのは驚きですが、まあ欲しいユーザーにはほぼ行き渡ったということなのでしょう。
今度出た新型PS3本体(80GB版)を購入した方にとっては、魅力的なソフトかもしれませんね。
キャプテン★レインボー | |
![]() | 任天堂 2008-08-28 売り上げランキング : 1064 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
任天堂マニア向け?のこの作品も半額以下になっています。
パッケージの見た目でかなり損をしているみたいですね、「ちびロボ」みたいな作品とのことですので結構幅広いユーザーが楽しめる作品のはずなんですが・・・。
ダービースタリオンDS | |
![]() | エンターブレイン 2008-06-26 売り上げランキング : 195 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
90年代にはまさに「国民的育成ゲーム」だった「ダビスタ」も投売り中です。
どうやらバグだらけの酷い出来とのこと・・・最近こんな形で評価を落とすシリーズ作品が多くて悲しくなります・・・・。
この価格なら納得がいく・・・かもしれません。
サモンナイト2 特典 サモンナイトMagical DiscII付き | |
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PSの人気シミュレーションRPGの移植作も、この価格です。
どうやらPS版から音声が省かれたパワーダウン移植ということが不評のようですね。
この価格なら手がだせるように思えますが・・・。
三国志大戦・天 アーケード出陣パック 同梱版 | |
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「三国志大戦」のDS版最新作もお安くなっていますね。
これはアーケード用の限定カードが多数同梱された限定版なのですが、思ったほど需要が無かったのでしょう。
アーケード版の客層とDS版の客層が、あまり重なっていないということなのでしょうね。
バトル オブ サンライズ ~リミテッド エディション~(Amazon.co.jp限定販売) | |
![]() | サンライズインタラクティブ 2008-04-10 売り上げランキング : 1496 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いわゆる「スパロボ」の亜流作品なのですが、安くなっていますね。
本家「スパロボ」が相当なやり込み系ソフトなだけに、亜流にまで手が回らないのでしょうね。
作品自体の出来は悪くないとのことですのし、おまけも非常に豪華ですので、サンライズ系の作品が好きな方にはおすすめです。
ガチャフォース | |
![]() | カプコン 2003-11-27 売り上げランキング : 2394 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ゲームキューブの名作アクションゲームも安いです。
Wiiでもプレイ可能ですし、これは買って損は無いでしょう。
大玉 | |
![]() | 任天堂 2006-04-13 売り上げランキング : 7658 おすすめ平均 ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ゲームキューブ末期に発売されたRTS風ピンボールゲームもこの価格です。
これはマイク対応作品ですので、WiiでプレイするにはGCコントローラが必要ですね。
なかなかの良作なのですが、発売時期が悪かったのか市場ではだぶついてしまったようですね・・・。
NEOGEO STICK 2 | |
![]() | エクサー 2008-04-10 売り上げランキング : 974 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
周辺機器もいくつか安くなっていますが気になったのがこれです、Wii向けのスティックですね。
64やGCの頃と比較すると、Wiiではシューティングや格闘ゲームのリリースが多く感じますし、バーチャルコンソールにもその手の作品が多いですから、これは1つ持っておいて損は無いように思います。



しかし、Xbox360はお買い得価格で攻勢をかけてきていますし、ニンテンドーDSにも良作が投入されるようですね。
Xbox 360 バリューパック(60GB:HDMI端子搭載、「エースコンバット6 解放への戦火」&「ビューティフル塊魂」同梱)【期間限定生産】 | |
![]() | マイクロソフト 2008-11-06 売り上げランキング : 31 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
随分安くなったXbox360本体ですが、更なるお買い得仕様が登場します!
おそらく現行ハードの中で、一番コストパフォーマンスが高いのではないでしょうか?
ロストオデッセイ Xbox 360 プラチナコレクション | |
![]() | マイクロソフト 2008-11-06 売り上げランキング : 269 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
昨年末に発売された大作RPGが、お買い得価格になって再登場です!
日本人に馴染み深いシステムが採用されており、特に大人のプレイヤーにおすすめしたい作品ですね。
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス | |
![]() | 任天堂 2008-11-06 売り上げランキング : 1 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2Dアクションゲームの傑作がリメイクされます!
基本子供向けの作品ですが、スーパーファミコン版当時子供だったという方にも嬉しい作品なのではないかと思います。
ノスタルジオの風 特典 「設定資料集」&「サウンドトラックCD」付き | |
![]() | テクモ 2008-11-06 売り上げランキング : 86 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんと、テクモ初の本格RPGだそうです!
ストーリーは王道の冒険ものですね、ちょっと懐かしい雰囲気は「初代グランディア」を彷彿とさせてなかなか魅力的ですねえ。
赤川次郎ミステリー 月の光 -沈める鐘の殺人- | |
![]() | マーベラスエンターテイメント 2008-11-06 売り上げランキング : 290 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
DS市場の柱の1つとなっている「推理もの」ですね。
ゲームの原作も多数手がけている赤川次郎先生の作品ですので、どなたにも安心しておすすめできますね。
![]() | ゼロの使い魔 迷子の終止符と幾千の交響曲(限定版) 特典ブックレット「コスチュームコンプリート&セットマテリアル」付き Amazonで詳しく見る by G-Tools |
![]() | ゼロの使い魔 迷子の終止符と幾千の交響曲(通常版) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「ツンデレ」の代表作「ゼロの使い魔」のゲーム化作品です。
好きな人にはたまらない作品なんでしょうねえ・・・。



それに合わせるように、PS3ソフトがかなり充実した週になっているようですね。
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今週発売される作品の中で最も注目なのがこの作品でしょう。
いろんな意味で万人向けではない作品なのですが、ゲーム機の高性能化の恩恵を最も受けるのはこの手の作品でもあるんですよね。
実際海外では1週間で600万本以上を販売するという、ギネス級の売上を記録しているそうです。
節度ある大人向けの作品です、くれぐれも現実と混同しないでいただきたいものです。
ちなみにPS3版とXbox360版が同時発売となっています、大きな差は無いようですので手持ちのハードにあわせて購入して問題無いと思います。
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PS3の「次世代機らしさ」を手軽に味わえるタイトルとして、かなり前から注目されていた作品ですね。
非常にリアルなグラフィックと緻密な物理演算で、まるでそこに存在しているようなリアルな感覚が味わえます。
ジャンルがベーシックな横スクロールアクションであり、多人数での対戦プレイが楽しいというのも良いと思います。
キャラクターデザインがちょっと日本市場向きではない気もしますが、ひょっとすると「PS3のスマブラ」的なポジションになる作品なのかもしれませんね。
シドとチョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮DS+ | |
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昨年発売されたWii版「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」の移植作です。
Wii版は不思議のダンジョンとしては難易度がぬるいということで、旧来のファンからの評価はいまいちでした。
そこで、「シドベンチャー」という歯ごたえのあるDS版オリジナルのシナリオが追加されているようですね、これなら上級者も納得なのではないでしょうか?
サンダーフォースVI | |
![]() | セガ 2008-10-30 売り上げランキング : 71 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
かつてメガドライブを中心として好評を博していたテクノソフトの名作シューティング「サンダーフォース」の最新作が登場します!
【萌えじゃない】【弾幕じゃない】という旧来のシューティングファンから見れば感涙ものの作品なのですが、最近の主流から全く外れてしまっているだけに商業的にはかなり厳しいでしょうね。
こういう作品が見直されてこそ、「2Dシューティング復活」なのではないかと思うのですが・・・。



情報元 メディアクリエイトさん 電撃オンラインさん
まず任天堂の期待作だった「Wii Music」ですが、初週販売本数は9万本を超える程度に終わっています。
これは本数だけをみるとライトユーザー向けだしこんなものかな?とも思うのですが、店頭消化率が平均で30%前後だということや、ミリオンを軽く超えてWiiのキラーソフトとなった「Wii Sports」「Wii Fit」の初週販売本数がともに20万本前後だったことを考えれば、決して楽観視できるものではないと思います。
既に中古ソフトがかなり出回っているという話も聞きます、これはまあ多人数で楽しむ環境に無い人が早い時期に手放しているだけだと思うのですが、これが店頭価格相場の下落のきっかけにもなりかねず、注意が必要だと思います。
「Wii Fit」のように発売後しばらくしてから口コミによって火が付くことも考えられなくも無いのですが、やはり一人でのプレイに向かないというのは大きなハンデなのかもしれないですね・・・。
(「Wii Fit」は一人でも十分に楽しめる、というか役立つものですからね。)
これに対して、SCEが満を持して投入した新型PSP「PSP-3000」は15万台を超える非常に好調なスタートを切っています!
前回の新型「PSP-2000」発売時と比較すると10万台ほど少ない数字なのですが、これは新型投入までの期間が前回より短かったのと、同時発売されるキラーソフトが無かったことが影響しているのでしょう。
(前回は「クライシスコアFF7」が同時発売されました。)
とはいえ今回はTVCMもありませんでしたし、年末商戦に向けて徐々に売れていってくれれば良いという考えなのでしょう。
実際「クリスマス需要」「お年玉需要」はかなりのものでしょうからね。
特に液晶画面の改良は評判が良いようです、比較写真を見ると旧型の画面は青っぽくくすんで見えますので、今後も「買い替え需要」は大きいでしょうね。
年末商戦の第1ラウンドはSCEの勝利と考えて良さそうですね。
ただまあ、SCEの主力ハードが携帯機のPSPというのは、ほんの2年ほど前まではSCEがゲーム業界の覇者だったことを考えると寂しい話です。
それに、ニンテンドーDSの新型「ニンテンドーDSi」の発売が来月の頭に控えています。
こちらはふんだんにTVCMを流しており、大きく売上台数を伸ばしてくるのは間違い無いでしょう。
いくらPSPが好調とはいえ、携帯機市場のトップにも立てないというのが厳しい現実であり、SCEのジレンマなんですよね・・・。
ただし、携帯ゲーム機市場はDSとPSPで確実に棲み分けはされており、どちらの市場も年末商戦は盛況に終わるのは間違い無いでしょう。
問題は据え置き機市場です。
ここはまずXbox360が大幅値下げで攻勢をかけてきました、ライトユーザーへの浸透までは無理でしょうけどコアユーザーにとっては手が出せる状況になってきました。
そろそろ国内普及台数100万台も見えてきましたね、ユーザーの購買力もかなり高いですのでソフトメーカーにとってはかなり魅力的な市場が出来つつあるのではないかと思います。
PS3も実質値下げの80GB版を投入し、攻勢をかけてきました。
しかしいかんせんまだまだ値段が高過ぎです、80GB版と同時発売されて同梱版も出る期待作「リトルビックプラネット」も、海外ではともかく日本市場では本体普及を牽引し得る作品とは思えません。
普及台数的にはXbox360を遥かに上回っているPS3ですが、こと現時点の勢いにおいては若干劣っているようにも見えます。
年末商戦はどうなるのか、非常に興味深いですね。
据え置き機市場では完全に勝者といえるWiiですが、最初に紹介した「Wii Music」をはじめとしてソフトの売上はあまり芳しいとは言えません。
ハードの売上にしても、他の据え置き機があまりに不甲斐無い為に押し出されてトップに立っているという感じもします、実際売上のペースはDSはおろかPSPにも及んでいないのですからね。
そろそろ「もう一押し」がないと、他のメーカーの反撃を受けかねないのではないかと心配です。
具体的には本体価格の値下げでしょう、そろそろ2万円を切ってきても良い時期だと思います。
ただ、「ニンテンドーDSi」の価格設定を見るかぎりはそれも望み薄な感じですね、最近の急速な円高も国内市場での利益確保に走らせる要因になるでしょう。
これが、せっかく呼び戻したライトユーザーの再度のゲーム離れに繋がりはしないか、少し心配ですね・・・。


