これは、現在最も有力なハードメーカーとなっている「任天堂」の参加が無いというのと、10月という時期的に「隠し玉」を用意しづらかったということがあるのでしょうね。
(年末の商戦期への受注を考えれば、ゲームショウ開催までビッグタイトルの情報を全く隠しておく事は無理でしょう。)
マイクロソフト陣営からは、一応「鉄拳6(仮称)」のPS3とのマルチ化が発表されていますが、来年秋の話ですし正直今時「格闘ゲーム」では市場を動かすには至らないでしょう。
「バーチャ4」の前例もありますし、「またか」「やっぱり」といった印象しかありません。
そんな中、一番大きな話題といえば「PS3 80GBモデル」の発表でしょう。
「PS3 80GB」は10月30日に、現行の40GBモデルと据え置きの39,980円で発売されます。
内蔵ハードディスクの容量が倍になっただけでなく、ワイヤレスコントローラ「DUALSHOCK3」が1個同梱され、実質値下げとなっているようです。
(現行の40GBモデルは10月10日からオープン価格へ)
うーん、どうなんでしょう?大幅値下げされた上にソフト的にも充実している「Xbox360」を迎え撃ち、更に独走を続ける「Wii」を追撃するにはいささかパンチ不足のように思えるのですが・・・。
確かに機能的には他のハードと比較して高過ぎることは無いとは思うのですが、やっぱりいらない機能が多すぎると思うんですよね。
それに、かなり重要な機能「PS2との後方互換性」はばっさり斬り捨てられたままのようですしね。
価格的にも機能的にも2年前のロンチなら納得がいくかな?というレベルで、とてもユーザーが飛びつくお買い得価格には思えません。
一応PSPとの連携が強化されるようですが、これもなんだか本来メーカー側が用意すべき「サーバー」をユーザーに肩代わりさせているだけのように思え、あまり感心しません。
まあ現状ではこれが精一杯ということなのでしょう、頑張って欲しいものですが正直年末商戦は厳しいのではないでしょうか・・・。




プレイステーション3のキラーソフト候補として期待を集めているステルスアクション「メタルギアソリッド4」の予約が始まりました。
シリーズを通してのファンも多く、この日を心待ちにしていた方も多いことでしょう。
ここまで不振が続いているPS3陣営ですが、この作品をきっかけに巻き返すことが出来るのでしょうか?注目ですね。
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世界が待ち望んだ究極の潜入任務(ステルスミッション)。
民間軍事請負企業・PMCの台頭は、戦争をビジネスに変えた。老いた英雄スネークは宿敵を追い、制御された戦場へと単身潜入する。巨匠・小島秀夫監督が放つ、全世界累計2,200万本の売り上げを誇る「メタルギア ソリッド」シリーズ最新作。
・「メタルギア ソリッド」シリーズ歴代キャラクター総出演。全ての謎が明らかに。
・舞台は戦場。一方の勢力に加担するか?戦いを避けるか?
・初心者向け自動照準からFPS視点まで、選べるプレイスタイル。
・リアリティを追求した膨大な数の銃器・装備品による高いゲーム性。
・オンライン対戦ゲーム「METAL GEAR ONLINE」スターターパックを特別収録。
これまで幾多のキラーソフト候補が登場し討ち死にしてきたPS3陣営ですが、この作品は一味違います。
かなり早い時期から発売がアナウンスされていて知名度が高く、初めてブルーレイ2層ディスクが採用されることからボリュームやクオリティの高さも当然期待されます。
高いクオリティの作品が豊富ながら難易度の高さやあくの強いキャラクター造形でいまいち日本では受け入れられていない「洋ゲー」と違い、ライトユーザー向けのモードも用意されている親切設計なのも日本市場では歓迎されると思われます。
更に、今回はメタルギアソリッド4オリジナルカラーモデル【鋼 -HAGANE-】 本体同梱版が用意されています。
これにはいままでの同梱版には用意されていなかった振動付きコントローラ「デュアルショック3」が同梱されており、この作品における振動機能の重要性がうかがわれます。
これは、今後発売される新モデルへの標準装備を予感させますねえ。
それと、一部で海外モデルである80GB版が投入されるのではないかとの噂もありましたが、これは残念ながら普通の40GB版のようです。
既存のゲーマーへの知名度は抜群に高い作品ではありますが、普段あまりゲームをしないユーザーへの知名度はいまいちなのも事実です。
過去のシリーズが100万本を超えたことも無く、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」「グランツーリスモ」あたりの超ビッグタイトルと比較すれば、正直一枚落ちると言わざるを得ません。
同レベルと思われるタイトル「みんゴル5」が大量CMの甲斐なく玉砕していますし、正直蓋を開けてみなければ何とも言えない感じです。
ただ日本市場向け作品としては待望の「次世代ゲーム機ならでは」を感じられるタイトルですし、大ブレイクして今度こそ本物のキラータイトルになる可能性も秘めているのではないかとも思えますね。




大人向けのエンタテインメントとして確固たる地位を築いた感のある「龍が如く」シリーズの最新作「龍が如く 見参!」の発売が、あと1ヵ月後に迫っています。
いままではいわゆる「やくざ物」で、正直男性専用という感じでしたが、今回はタイムスリップして時代物になったということで、更に幅広い顧客層が狙えるのではないかと思います。
今回の主役「桐生一馬之介」は、なんと宮本武蔵の仮の姿とのことです。
武士道の求道者として未だに人気の高い武蔵が題材になっているということで、興味を持たれる方も多いのではないでしょうか?
作品の性質上、D区分(17歳以上推奨)となっていますのでご注意ください。
龍が如く 見参! 公式サイト
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●かつて、日本に美しい魂があった時代の物語が幕を開ける!
?17世紀初頭、京の中心部である祗園に”掛廻”と呼ばれる町の用心棒を生業とする一人の男がいた。
人呼んで”祗園の龍”こと桐生一馬之介。
色を好む遊び人で、喧嘩は滅法強く、金さえ払えばどんな仕事も引き受ける男。
しかし彼には、過去に捨てた名があった。
その名は、宮本武蔵。
男のもとに訪れた、少女の儚くも強い願い…「宮本武蔵を殺してください」?
松田翔太、寺島進、加藤雅也、塚本高史、竹中直人、松方弘樹などの豪華俳優陣が見た目の姿もそのままに出演し、重厚な物語が描かれる。さらに、楽曲をZEEBRA/ケツメイシが提供。
口先だけの人間にはわからない、かつての日本人が持っていた”侍の魂”を体感してください。
●PLAYSTATION 3のマシンパワーで再現された、江戸時代の”色町”祗園
江戸時代の遊郭がリアルに再現された、祗園。薬屋やうどん屋などの飲食店などが立ち並び、艶やかな町並が広がります。
また、その祗園から一歩外に出れば、風光明媚な自然が広がる美しい古都、京都の景色が広がる。清水寺や二条城といった実在の史跡も登場し、この作品の中には古きよき日本の文化が確かに息づいています。
時に笑えて時に泣けるサブストーリーも、現代に通じる物語や昔話など100以上収録。メインシナリオから離れたところでも、京の町で渦巻く様々な人間ドラマが展開します。
●より美しく、より爽快に、よりド派手になったバトルアクション
簡単操作で複雑かつ派手なアクションが繰り出せるので、誰もが剣豪気分を満喫できます。
素手による”喧嘩バトル”や、宮本武蔵の代名詞である”二刀流剣術”のほか、「一刀」「大太刀」と、状況に応じた戦闘スタイルの変更も可能となり、さらに奥深いバトルが楽しめます。
また、シリーズの特長であるヒートアクションも健在。華麗で強力な攻撃を繰り出し、敵を一掃する爽快感は他に類を見ません。
江戸時代を舞台にしたことで、案外海外でも人気になるのかもしれません。
まだまだ普及台数の少ないPS3だけに、これは非常に大事な要素ですね。
日本でも、購買力の旺盛な高年齢層へのアピール度が高いというのは良いです。
いままでは子供さんにねだられても首を縦に振らなかったお父さんも、この作品には心動かされるものがあるかもしれませんしね。
洋ゲーチックな作品が多くなかなか国内受けする作品が出てこないPS3陣営にとっては、貴重な「コテコテの和ゲー」と言えるのではないでしょうか?
もうすぐ閉鎖してしまうセガダイレクト
まだ品切れにはなっていないようですので、気に入ったデザインのものがあれば早めの注文をおすすめします。
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プレイステーション3の初期型の「20GB版」と「60GB版」の出荷が完了となったことがあきらかになりました。
これにより、今後は新型低価格の「40GB版」のみが出荷されることになるようですね。
情報元 ITmediaさん ゲーム&情報ブログ(SF&NF)さん
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他の国の状況を見ても時間の問題なんだろうなとは思っていましたが、実際に決まるとなるとちょっとびっくりですね。
まあ順調に旧型の在庫が消化できたということなのでしょうけど、逆にそれだけ新型の魅力が乏しいとも言えますからね。
このブログに訪れる方ならご存知でしょうけど、旧型と新型の最大の違いは、新型はコストダウンのためにプレイステーション 2ゲーム向けのCPU「Emotion Engine」(EE)とグラフィックチップ「Graphics Synthesizer」(GS)を取り外しPS2ソフトが利用できなくなっているということです。
今後市場に流通するのは、当面はこのPS2非互換バージョンのみとなるわけですが、これがPS3の今後の普及にどう影響するのか非常に興味深いですね。
まあ、「見かけ上のプライスを少しでも安くする事」と「生産コストを少しでも低く抑えて赤字額を減らす事」を両立させなければならないという難しい命題に対するウルトラC的な解答が「PS2との互換性を完全に切り捨てる」だったわけですので、仕方が無いことなんでしょうね。
ただ、PS3市場を支えるであろうコアユーザー層が40GB版の機能で満足するとはとても思えませんので、おそらく旧型が完全に市場から消えたあたりでPS2との互換性を有する新型上位機種が投入されるのではないかと思います。
ちょうどXbox360の「エリート」に当たる機種ですね。
ですので、品薄になってプレミア化した旧型を焦って定価以上で買うようなことの無いように気をつけて欲しいと思います。
追記
早速旧型の相場が高騰し始めましたね。
ネットオークションもそうですが、アマゾンではもはや常識外れの高価格になってしまっています、転売屋さん仕事早すぎです。
まだ店頭在庫は豊富に残っているはずですし、 楽天市場 や
ただ、安いところから売れていっていますので急ぐ必要はありますが・・・。



両規格はハリウッドの大手映画会社を抱きこんで覇権を競っていましたが、両規格に対応していた業界最大手のワーナー・ホーム・ビデオが、今後はBlu-ray Discに一本化する方針をあきらかにしたそうです!
フォーマット戦争の「終わりの始まり」?――ワーナーがBlu-ray Discに一本化 (ITmedia)
当初からソフト・ハードの両面においてBlu-ray Disc陣営の優位が伝えられていましたが、HD DVD陣営の中心企業の東芝が意地をみせて格安プレーヤーを投入したりパラマウント・ピクチャーズを陣営に完全に引き込んだりしたため、やや劣勢ながらも規格争いは長期化するのではないかと見られていました。
しかし今回のワーナーの動きで、情勢は一気にBlu-ray Disc陣営有利の方向に傾いたと言えるでしょうね。
米国時間の6日夜に予定されていたHD DVD Promotion Groupの発表会の直前という時期での発表は、HD DVD陣営にとってはかなり大きなダメージだったようですからね。
そもそもHD DVD陣営が健闘していたのは単機能のDVDプレーヤーの需要が大きい北米市場だけで、日本ではソニーと松下が支持している上に100万台以上普及したPS3が再生機能を持っているBlu-ray Disc陣営が圧倒的だっただけに、今更な話題のようにも思えます。
この「事件」がゲーム業界に影響を及ぼすかというと、そんなに影響は無いと思います。
仮にHD DVDが無くなっても、困るメーカーはゲーム業界には無いからです。
ただし、Blu-ray Disc陣営の中心企業でもあるソニーにとっては非常に大きなプラスと考えられます。
それによって生まれる資金的な余裕がゲーム部門にも回される可能性は十分ありますので、現在草刈場のようになっているサード各社を再び繋ぎ止めることが可能になってくるかもしれませんね。



特に注目されたのが、PS3のキラーソフト候補の「グランツーリスモ5 プロローグ」ですが、どうやら残念な結果に終わったようです。
今週のランキング(メディアクリエイト)
売上本数は約11万5千本です、これはパッケージ販売分のみでダウンロード販売分は含まれておりませんが、形が残らない上に定価と約500円しか違わない(店頭や通販では同じか更に安く買える場合もある)ダウンロード版がそんなに売れるとは考えにくいですので、まあ無視して問題無いと思います。
これは、約18万本を販売した「マリオパーティDS」約12万4千本を販売した「Wiiフィット」に続く第3位です。
普通のタイトルであればこれでも大健闘と言えるのでしょうが、数少ないSCEオリジナルタイトルかつキラーソフトとしての役割を担ったタイトルとしてはあまりに残念な結果と言えるでしょう。
特に、発売3週目にあたる「Wiiフィット」にすら及ばないというのはWiiとPS3の現状が如実に現れていると思います。
CMも大量に投入されていたのですが、無知な消費者を小馬鹿にしたような内容だったのもどうかと思います。
実際は情報弱者であったとしても「自分って進んでる」と自画自賛しているのが団塊前後の「ソニー世代」なわけですからねえ・・・。
この不振は当然本体普及にも大きく影響しています。
ライバルのWii本体の売上が約17万台とクリスマス前で当然とはいえ大きく数字を伸ばしたのに対して、PS3本体の売上は約6万3千台にとどまっています。
場合によっては10万台を超えてくるとも考えられていただけに、かなり厳しい結果と言えるでしょうね。
今後めぼしいタイトルの発売は来年1月31日の「デビルメイクライ4」まで待たなければなりません。
これは独占タイトルではなくXbox360とのマルチタイトルですし、その前の週にWiiの「スマブラX」が発売されているというタイミングでは本体が大きく普及すると考えるのは難しいですが、まあ頑張って欲しいものですね。
暗いニュースばかりのSCEですが明るい話題もあります、携帯機PSPの売上がこのところ絶好調なんですね。
先週も、約22万台を販売したDSライトには及ばないものの約18万台を販売し、この秋の新型登場以来の好調をキープし続けています。
海外では完全に失速しているPSPですが、日本ではまさに「第2のロンチ」と呼ぶにふさわしい状況になっていますね。
日本では早々とDSとPSPのシェア争いに決着が付いてしまっていましたが、逆にそれが幸いして今でも十分「伸びしろ」が残っていたということだと思います。
また、まだまだPS3の価格が高いことで、今のところは比較的安価なPSPで我慢しておくというPSユーザーも多いということなのでしょうね。
問題は今後のソフト供給でしょう、PSP向けソフトの開発ラインが既に無いという開発会社も多いでしょうし、今から開発を始めるというのも遅すぎる感じですからね。
そういう意味では、カプコンは上手い事立ち回っている感じですねえ。


