硬派な戦略シミュレーションゲーム「大戦略」を、無理矢理ギャルゲーにしてしまったPCゲームのコンシューマ版ですね。
制作はなんと「大戦略」「太平洋の嵐」などの名作を制作してきた老舗「システムソフト」さんです、PS2とPSP向けに発売されます。
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この手の作品はまず「ギャルゲー」ありきで、戦略シミュレーション部分はおまけ的な扱いになる場合が多いのですが、この作品は戦略シミュレーション自体に重きが置かれています。
PC版からの移植ですが、いわゆる「エロゲー」からの移植ではありませんのでご安心ください。
(服が破れるなど、ちょっとしたお色気グラフィックは用意されていますが・・・。)
「第二次世界大戦」という史実を基にした戦略シミュレーションというのは、シナリオを一定の枠の中で展開せざるを得ませんので、普通にシリーズ展開すると「システムの高度(複雑)化」や「グラフィックの向上」といった進化の方向性しか無く、結局は少数のマニアのみが市場を支えるという袋小路に陥ってしまいます。
それを打破するのに、兵器を擬人化したうえでギャルゲー風味にするというのはなかなか良いアイデアなのではないかな?と思います。
ただ、ちょっと制作サイドがおたく寄りに舵を取りすぎてしまったため、本格シミュレーションゲームユーザーを取り込めていないようです。
かといって小難しい内容ではギャルゲーユーザーも取り込めないようで、どうにも中途半端な状況なのが惜しまれます・・・。
一応「大戦略」シリーズですので古典的なターン制戦略シミュレーションなのですが、システムは大幅に簡略化され遊びやすくなってますので、ライトユーザーの方にも是非プレイしていただきたい作品です!
ちなみにPC版は、ゲーム中にハーケンクロイツ(ナチスを象徴するカギ十字マーク)が登場するということで問題視されたこともあるそうです。
欧米社会ではナチスドイツに関連するものはタブー視されているからなのですが、余計なお世話だと思います。
我々はやはり日本人ですから、この手の第二次世界大戦を舞台にした作品は日本やドイツといった枢軸国側を選択して、序盤の連戦連勝の展開に心躍らせ終盤の苦境に現実の厳しさを思い知らされることこそがプレイの醍醐味だと思いますからね。



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